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床の工事 ②

解体の後古い材木の撤去作業を終え、新しい材木を使い床を作っていきます。

まずは束石。
今と違い、古民家の場合は床下が土なので大引の束を立てるところにコンクリートの束石を施工していきます。他の方法として、全面にコンクリートを流し込むという施工も考えましたが、これは費用もかかり、そこまでの工事は必要ないと判断しました。

穴を掘り、砕石を入れて束石を埋めていきます。使った束石は30ちょっと。これもなかなか大変な作業でした。
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大黒柱を受けていた石(巨大)がひび割れていたので、周りをコンクリートで固めて補強。見たところとても割れるような石ではないのですが、以前の震災の時にでもひびが入ったのかなぁ〜?

続いて新しい大引を入れていきます。使った材木は桧、いい匂いがしました。
床の下地となる根太は松材です。一般的によく使われ、粘り強いので良い材木と思います。

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以前の床と鴨居の高さは1750ミリ程しかなかったので今回50ミリほど下げて床を作りました。本当はもう少し下げたかったのですが、新しいキッチンを置く場所からの排水の勾配が関係してきたため断念しました。

最後に敷地内の蔵の中に大量の農業用のビニールシートがあり処分にも困るので湿気対策も兼ねて床下に敷き詰めて終了‼︎


by u-base | 2021-05-12 15:25 | 古民家リノベーション

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